Gardenbear storyガーデンベア物語

第1話

ガーデンベア物語

ボクはガーデンベア。 フラワーアフロとモコモコの ( こけ ) ( つつ ) まれた、
花や ( みどり ) と人をつなぐガーデンの 妖精 ( ようせい ) だよ。

ボクはガーデンベア。 お花のアフロヘヤーと苔に包まれた、花や緑と人をつなぐガーデンの妖精だよ。

得意 ( とくい ) なことは、えーと、花や ( みどり ) とお話ができること。
( ) きな食べ ( もの ) は空に ( ) かぶ“ 雲”。
ワタ 菓子 ( がし ) みたいでおいしいよ。

得意なことは、えーと、花や緑とお話ができること。
好きな食べ物は空に浮かぶ“ 雲”。
ワタ菓子みたいでおいしいよ。

生まれたのはイギリスの 妖精 ( ようせい ) たちが ( ) らすガーデンランド。
まだ 子供 ( こども ) だけど、さまざまなガーデンを ( めぐ ) っては
元気のない花を ( はげ ) ましたり、
人がガーデンを ( ) きになるように 応援 ( おうえん ) してるんだ。

生まれたのはイギリスの妖精たちが暮らすガーデンランド。
まだ子供だけど、さまざまなガーデンを巡っては元気のない花を励ましたり、人がガーデンを好きになるように応援してるんだ。

横浜にたどりついたガーデンベア

好奇心 ( こうきしん ) いっぱいのボクは、ある日イギリスの 港町 ( みなとまち ) 停泊 ( ていはく ) していた 帆船 ( はんせん ) にそっと ( ) ( ) んで ( あそ ) んでいるうちに 昼寝 ( ひるね ) をしていたら、船がそのまま 航海 ( こうかい ) に出てしまったんだ。

好奇心いっぱいのボクは、ある日イギリスの港町に 停泊していた帆船にそっと乗り込んで遊んでいるうちに昼寝をしていたら、船がそのまま航海に出てしまったんだ。

お家には帰れないし、船の中は花も ( みどり ) もなくて心細かったなあ。

お家には帰れないし、船の中は花も緑もなくて心細かったなあ。

何ヶ月もの間、船に ( ) られてついたのは「ヨコハマ」という 港町 ( みなとまち )

何ヶ月もの間、船に揺られてついたのは「ヨコハマ」という港町。

( はじ ) めての日本、そしてこの活気ある ( まち ) がすっかり気に入って、それ 以来 ( いらい ) 、この 横浜 ( よこはま ) でガーデンの 妖精 ( ようせい ) として、花や ( みどり ) や人々が 仲良 ( なかよ ) くなる 応援 ( おうえん ) をしてきたってわけさ!

初めての日本、そしてこの活気ある街がすっかり気に入って、それ以来、この横浜でガーデンの妖精として、花や緑や人々が仲良くなる応援をしてきたってわけさ!

横浜 ( よこはま ) の人々は ( まち ) と花や ( みどり ) ( あい ) していて、ガーデンが 大好 ( だいす ) き!
そしてついに花と ( みどり ) 祭典 ( さいてん ) 全国都市緑化 ( ぜんこくとしりょくか ) よこはまフェア』が 横浜 ( よこはま ) ( ひら ) かれたのさ。

横浜の人々は街と花や緑を愛していて、ガーデンが大好き!
そしてついに花と緑の祭典『全国都市緑化よこはまフェア』が横浜で開かれたのさ。

ガーデンフェスタが開催された横浜

( みなと ) 周辺 ( しゅうへん ) や、日本大通り、里山ガーデンのとっても広々した 花壇 ( かだん ) や、 横浜 ( よこはま ) じゅうの大小のガーデンがつながり合って、それをささえる人々の 気持 ( きも ) ちがキラキラとネックレスみたいに ( かがや ) いたんだ!

港の周辺や、日本大通り、里山ガーデンのとっても広々した花壇や、横浜じゅうの大小のガーデンが繋がり合って、それを支える人々の気持ちがキラキラとネックレスみたいに輝いたんだ!

ボクは ( はじ ) めてみんなの前に 姿 ( すがた ) ( あらわ ) したから、 緊張 ( きんちょう ) したけれど、みんな 笑顔 ( えがお ) 歓迎 ( かんげい ) してくれて 感動 ( かんどう ) しちゃったなあ!

ボクは初めてみんなの前に姿を現したから、緊張したけれど、みんな笑顔で歓迎してくれて感動しちゃったなあ!

横浜 ( よこはま ) じゅう、そして日本中がガーデンの 魅力 ( みりょく ) ( ) れて、 笑顔 ( えがお ) が花のように ( ) ( ほこ ) ったこと、ボクは ( わす ) れないよ。

横浜じゅう、そして日本中がガーデンの魅力に触れて、笑顔が花のように咲き誇ったこと、ボクは忘れないよ。

1本のバラと出会ったガーデンベア

そんなことを思い出しながら 散歩 ( さんぽ ) してたある日、 ( だれ ) かがボクに話しかけてきたんだ。

そんなことを思い出しながら散歩してたある日、誰かがボクに話しかけてきたんだ。

「ねえ! あなたはお花さん?」
「え? ボクはガーデンベア。ガーデンの 妖精 ( ようせい ) だよ。」
声の ( ぬし ) 庭先 ( にわさき ) 鉢植 ( はちう ) えされた1本のバラだったんだ。

「ねえ! あなたはお花さん?」
「え? ボクはガーデンベア。ガーデンの妖精だよ。」
声の主は庭先に鉢植えされた1本のバラだったんだ。

( わたし ) をつれて行って!」

「私をつれて行って!」

この出会いが小さな 冒険 ( ぼうけん ) ( はじ ) まりだった。

この出会いが小さな冒険の始まりだった。

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