ガーデンベア物語:第2話
「まかせて!君は散歩に出かけたいのかな?」
得意げに差し出したベアの手に、バラの花は手品のようにフワッと移ることができました。そう、ガーデンの妖精は花や植物を生きたまま体に植えることができるのです。
「まかせて!君は散歩に出かけたいのかな?」
得意げに差し出したベアの手に、バラの花は手品のようにフワッと移ることができました。そう、ガーデンの妖精は花や植物を生きたまま体に植えることができるのです。

「あら、ステキ! あのね、ガーデンベア。私、緑くんに会いたいの。」
「み・ど・り・くん? 緑くんってどこにいる人なんだい?」
「私がいたお家に住んでいた人なの。秋から冬の間、私が眠っていて、1年ぶりに目をさましたら、引っ越しちゃったみたいなの。」
「そうなんだぁ~。」
「あら、ステキ! あのね、ガーデンベア。私、緑くんに会いたいの。」
「みどりくん? 緑くんってどこにいる人なんだい?」
「私がいたお家に住んでいた人なの。秋から冬の間、私が眠っていて、1年ぶりに目をさましたら、引っ越しちゃったみたいなの。」
「そうなんだぁ~。」
「私、緑くんが大好きなの。彼はやせっぽちで背が高くて緑のメガネをかけてるの。春に庭で私が咲くと話しかけてくれたり、私の絵を描いてくれたりしていたの。とても嬉しかったなぁ。」
「私、緑くんが大好きなの。彼はやせっぽちで背が高くて緑のメガネをかけてるの。春に庭で私が咲くと話しかけてくれたり、私の絵を描いてくれたりしていたの。とても嬉しかったなぁ。」
バラの花はまぶしそうに1年前を思い出しました・・・・
バラの花は眩しそうに1年前を思い出しました…

『バラ君、僕には好きな人がいてね、来年君が咲く頃、君をプレゼントしてプロポーズしたいんだ。いいかなあ?』と緑くん。
バラの花はちょっと考えてから答えました。
『いいよ。』
『バラ君、僕には好きな人がいてね、来年君が咲く頃、君をプレゼントしてプロポーズしたいんだ。いいかなあ?』と緑くん。
バラの花はちょっと考えてから答えました。
『いいよ。』
「ねぇ、ガーデンベア。私、緑くんを探しだして約束を守りたい!」
「よし!つき合うよ。一緒に探そう!」
「ねぇ、ガーデンベア。私、緑くんを探しだして約束を守りたい!」
「よし!つき合うよ。一緒に探そう!」
さあ、緑くんの行方を探して、ガーデンベアとバラの花の小さな冒険が始まりました!
さあ、緑くんの行方を探して、ガーデンベアとバラの花の小さな冒険が始まりました!
通りかかった街の小さな公園の花壇では、花好きな人たちがボランティアで植え込みの手入れをしていました。
通りかかった街の小さな公園の花壇では、花好きな人たちがボランティアで植え込みの手入れをしていました。
「こんにちは~。」
「やあ。ガーデンベア。」「この植え込み、花が少なくてちょっと寂しいんだよなあ。」
「そんな事
ならボクにまかせて!」
「こんにちは~。」
「やあ。ガーデンベア。」「この植え込み、花が少なくてちょっと寂しいんだよなあ。」
「そんな事
ならボクにまかせて!」
ガーデンベアがフラワーアフロをフルルン!と揺らすと、なんと頭の花が公園のグリーンに次々移って増えていくではありませんか!
ガーデンベアがフラワーアフロをフルルン!と揺らすと、なんと頭の花が公園のグリーンに次々移って増えていくではありませんか!
「ワオ!ありがとう ガーデンベア!」
「ワオ!ありがとう ガーデンベア!」

「ところで緑のメガネをかけた青年を知りませんか?」
「そういえばたまに来ていたね。大きな街の方に行くって言ってたよ。」
「ところで緑のメガネをかけた青年を知りませんか?」
「そういえばたまに来ていたね。大きな街の方に行くって言ってたよ。」

そこに大きな花屋さんのトラックが通りかかりました。ガーデンベアとバラの花は「それ!」と荷台にうまく忍びこむことができました。
プランターにスッポリと入って隠れると、まるで最初からあった鉢植えみたい!
そこに大きな花屋さんのトラックが通りかかりました。ガーデンベアとバラの花は「それ!」と荷台にうまく忍びこむことができました。
プランターにスッポリと入って隠れると、まるで最初からあった鉢植えみたい!
「ワクワクするね!」「ドキドキするわ!」
「ワクワクするね!」「ドキドキするわ!」
2人は揺られながら大きな街に運ばれていきます。
2人は揺られながら大きな街に運ばれていきます。